2005年01月23日

地下水でホンモロコ養殖の計画も 養殖研究会が研修会

 琵琶湖固有種のホンモロコやニゴロブナの養殖に取り組んでいる県モロコ・フナ養殖研究会は23日、初の研修会を滋賀県守山市の市民交流センターで開き、養殖の成果や計画を発表した。

 研究会は、陸上での湖魚の養殖を目指し、昨年11月、県内外の農家や会社員ら約40人で発足した。
 研修会には約30人の会員が参加。3年半前からタモロコの養殖を庭先の水槽(縦4メートル、横1・6メートル、深さ20センチ)で続けてきた同会副代表の森本和征さん(64)=甲賀市信楽町=は、2年前に年間2・5キロの水揚げがあった成果や、今春からホンモロコも併せて養殖し、設備を大型化する計画などを発表。また田中健雄代表(67)=守山市荒見町=は、年内に畑地に簡易プールを設け、地下水でホンモロコを養殖する計画を紹介した。
 このほか、昨年11月に同会が要望したホンモロコなどの養殖支援について、今月20日付で県から▽自然の産卵繁殖による回復を基本と考えるため、養殖生産用に種苗を供給する余裕はない▽技術指導はするが、融資制度の創設は難しい−との回答があったことを明らかにした。(京都新聞)

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Posted by jun at 2005年01月23日 23:25 in 内水面行政関連

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