2005年01月21日

小池環境相、ブラックバスの規制先送りに異論

 特定外来生物被害防止法に基づく第1次の規制対象からブラックバスを外す方針を環境省が決めたことに対し、小池環境相は21日、閣議後の会見で「法の趣旨から、まずは指定すべきだ」と述べ、同省として再検討する考えを示した。

 北米原産のブラックバスの一種オオクチバスは、外来種による生態系破壊の象徴的な存在として、同法に基づく規制対象への指定が検討されてきたが、同省はオオクチバスを第1次の規制対象リストからはずし、検討をさらに半年間継続することを決めていた。
 小池環境相は会見で「(同法の)一番の目玉がオオクチバス。指定を先送りすることは批判されても仕方ない」と発言。釣り具業界などに配慮した同省の対応についても、「みんなにいいように受け取られる玉虫色の結論に問題を感じる。納得できない」と批判した。(読売新聞)
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●以下、同様のニュース

「オオクチバス、まず指定を 環境相が強い意向示す」
 固有の生態系を守るための「外来種被害防止法」(今年6月施行予定)の規制対象種選定をめぐり、環境省の専門家会合がブラックバスの一種オオクチバスを当初の対象種リストに盛り込まないと決めたことについて、小池百合子環境相は21日の閣議後記者会見で「まず指定すべきだ。そこから始まる」と強い意向を示した。
 小池環境相と、釣り業界などに配慮する同省担当部局との方針の違いも明確になった形で、問題は混迷を深めそうだ。(共同通信)
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「<オオクチバス>特定外来生物へ指定が望ましい 小池環境相」
 ブラックバスの一種のオオクチバスについて、環境省の専門家会合が特定外来生物被害防止法に基づき輸入などを規制する「特定外来生物」への指定を半年間先送りすることを決めた問題で、小池環境相は21日「バスは法律の目玉。まず指定することが望ましい」と述べた。環境相が省内の専門家会合の意見に反対するのは異例。(毎日新聞)
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Posted by jun at 2005年01月21日 15:03 in ブラックバス問題

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