2005年01月19日

FLW TOUR第1戦 開幕直前情報

 2004年8月14日にルーキーアングラー、ルーク・クラウセンの優勝を持って幕を閉じたWal-Mart FLW TOURチャンピオンシップから約5ヶ月。現地時間の1月19日からついに2005年シーズンFLW TOURがスタートする。 開催地は今や開幕戦の代名詞と化したフロリダ州レイク・オキチョビーだが、今年は昨年までのパターンが通用しないという。その真相は!?

 今年でFLW TOURが開幕して10年めを迎える。そんなお祝いムードが立ちこめるシーズン第1戦を征することは、その後の活躍にも大きな意味を持つ。昨シーズンは例年どおりレイクのいたるところでネストを中心としたサイトフィッシングとフリッピングが功を奏したが、今年は昨年までの攻略法が当てはまるとは言い難い。第1戦の前哨戦的大会として注目されたエバースタート・サウスイースト第1戦ではJTケニーが連日ビッグウエイトを持ち帰り、エバースタートの新記録も樹立したが、その反面、彼も語っていたように、レイクからグラスラインが消失し、通常クリア-ステインド・ウォーターの水質もマッディ化。水のいいエリアが限られたことで、アングラーは数カ所の有力エリアに密集した。このレイクの変貌には、昨年の夏から晩秋にかけてフロリダ州を含むアメリカ南部を襲ったハリケーンが大きく係わっている。
 ハリケーンが残した爪痕は深く、ブッシュは倒れ、ウイードは引きちぎられ、そして増水。「アメリカ第2位の表面積を誇るこのビッグレイクは今や(釣る場所が少ないため)小さな釣り穴程度になってしまった」とFLW Outdoors.comは伝えている。
 
 当サイト「The Interviewave」の清水盛三インタビューで清水さんが述べていたように、プラクティスまでは晴天でも、寒冷前線が通過することで一夜にしてバスの気配を感じられないほど、シャローのバスは散っていなくなる。ここ1週間は晴れのち曇りの日が多いようで、トーナメントが開催される4日間も曇り空が続く予報が出ている。気温は最高で20℃前後の予定(朝夕の最低気温は5〜8℃と低い)。気温だけを見ると、現地はスポーニングの真っ最中のようだ。
 ただしプラクティスから続く曇り空が本戦にも持ち越されると、ウエイトに差が生じにくくなり、混戦も予想される。
 
 第1戦で注目されるアングラーの中には、昨年のAOYを獲得した深江真一さんの他、エバースタートで好成績を残したJTケニー、数年ぶりにFLW TOUR へ復帰するマイク・サーマン(ここ数年はBASSバスマスターツアーに専念していた)。昨年のエバースタート・チャンピオンシップ覇者のブレント・エーラー、数年ぶりにFLW TOURへ復帰するアート・ベリー、その他ロジャー・ボーラー、アート・ファーガソン、イッシュ・モンロー、スコット・サッグス、マイク・ジョンソンなどバスマスターツアーで活躍していた選手が続々と初参戦を果たす。クラシック・チャンピオンの大森貴洋さんや下野正希さん、清水盛三さんなど日本人選手の上位入賞にも期待がかかる。
 FLW TOUR2005第1戦はまもなくキックオフ!

+FLW Outdoors.com

Posted by DODGE at 2005年01月19日 19:55 in 海外トーナメント:FLW

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