2005年01月12日

トマト栽培用ハチは先送り 外来種の規制対象指定

 固有の生態系などへの被害を防ぐ外来種被害防止法による規制対象種を検討してきた環境省は12日、温室トマトの栽培に利用されているセイヨウオオマルハナバチについて、指定の検討を1年延ばし、データを収集した上で結論を出す方針を決めた。

 同日開かれた専門家会合で「予防原則から言えば危険種と認定すべきだが、被害実態はデータ不足で、農家への普及啓発などシステムづくりも必要」との意見でまとまり、指定を前提に「猶予期間」を置くことにした。
 このハチは1992年にオランダやベルギーから輸入が始まり、実を結ばせるため花一つ一つにホルモン剤を塗っていた手間が省けるとして、トマト栽培農家に拡大。今は養蜂(ようほう)と輸入を合わせ約7万ケースが出荷されるまでになった。(共同通信)

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Posted by jun at 2005年01月12日 22:52 in 自然環境関連

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