2005年01月08日

桜ほころび 上海ガニ出没 激しい寒暖の差お台場に異変?

 暖冬の十二月から新年は多くの地域で“雪化粧”でスタートしたが、前線や低気圧の通過などによって寒暖の差の激しい日が続いている。関東地方では七日、好天に恵まれ、東京都心で最高気温一四・三度と平年より約五度も高い、早春を思わせる陽気に恵まれた。

 東京都港区のお台場海浜公園では、桜の名所にしようと、昨年十月に植樹されたばかりのカワヅザクラ(河津桜)が咲き始めた。カワヅザクラで有名な静岡県河津町では、今年はまだつぼみの状態で、一月下旬か二月初めに咲き始め、中ごろに満開を迎えるという。
 お台場公園に苗木を運んだ静岡県韮山町産業振興課は、「早く咲いたのは気温が高いか、植樹時のショックなどが考えられます」と説明する。
 また同じお台場の砂浜で、中華料理の食材として人気の高い上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)が東京都水産試験場の調査で初めて確認された。二匹だけだが、今後、大量に繁殖した場合は生態系を壊す恐れもある。鑑定を依頼された国立科学博物館の武田正倫動物研究部長は「食材として輸入されたものを誰かが海に放したり、貨物船に紛れ込んだりしたのでは」と話す。
 気象庁によると、昨年十二月は上・中旬まで暖冬だったが、下旬にかけて冬型の気圧配置が一時的に強まり、さらに寒気が南下した影響で、日本海側では大雪になるところもあった。(産経新聞)

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Posted by jun at 2005年01月08日 10:00 in 自然環境関連

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