2005年01月05日

県民9割が「外来魚規制を」 滋賀県が世論調査

 ブルーギルやブラックバスなど、琵琶湖の生態系に影響する恐れのある外来魚の国内への持ち込みについて、禁止などの規制を求める滋賀県民が9割近くに上ることが、県の調査で分かった。調査は昨年7月14日から8月4日まで、20歳以上の県民3000人を対象に行い、1815人から回答を得た。

 外来魚問題に「関心がある」と答えた人は70・4%だった。このうち、国内への持ち込みについては「自然界で繁殖して増える可能性のある外来魚については、何らかの規制が必要」が40・9%、「すべての外来魚は日本に持ち込むべきでない」が28・0%、「人間の生活がある程度制約されても、外来魚の移入を制限すべき」19・9%。合わせると、88・8%の人が「何らかの規制が必要」と回答した。
 外来魚対策の進め方では、「琵琶湖の生態系にかかわる問題なので駆除すべき」が45・1%、「釣り上げた外来魚の回収体制を強化すべき」が14・1%、「駆除だけでなく有効利用を考えるべき」が10・9%だった。
 県水産課は「外来魚の再放流禁止を織り込んだ県琵琶湖レジャー利用適正化条例が、一昨年春に施行されたのを機に、県民の問題意識が高まった。今後も効率的な駆除方法を考え、外来魚ゼロを目指したい」としている。(京都新聞)

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2005年01月05日 11:31 in ブラックバス問題

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