ニゴロブナなど琵琶湖の在来魚が遡上(そじょう)して産卵できるよう工夫した「魚のゆりかご水田」の発展を考えるシンポジウムが23日、草津市の琵琶湖博物館で開かれ、農業者やNPOなど関係者が意見交換した。
2001年から県が推進する「魚のゆりかご水田」は、排水路に魚道を整備して水田を魚の産卵・生育場所にしようとする取り組み。シンポジウムも県が主催し、約140人が参加した。
パネル討論には実践している農業者と、消費者と生産者をつなぐ活動をしているNPO関係者、県担当課長ら6人が参加した。魚道など遡上の整備技術はほぼ確立し、今後は、本年度で13地域の約60ヘクタールだった水田をさらに拡大していくべき、との方向で意見が一致した。
なかでも、県が今年「魚のゆりかご水田米」とブランド名を決めたが、ほとんどが一般の米と合わせて出荷されてしまったことが報告され、「生産者と消費者、またJAも含めて、ぜひ来年には販売網をつくってほしい」との要望が出されていた。