琵琶湖にすむナマズやフナなどが水田に上がれるようにと、滋賀県東近江市栗見出在家町で8日、地元自治会などでつくる「栗見出在家魚のゆりかご水田協議会」が既存の排水路に堰を設け、魚道の役割を果たすようにした。
この日は、地元の自治会や農協などから約80人が参加した。集落を流れる排水路5本の27カ所に、木材(高さ約30センチ、幅約1メートル)をはめ込んだ。この堰が水田と約30メートル先の琵琶湖との水位の差をなくし、魚が行き来できるようになるという。
グリーン近江農協によると、この水田の栽培面積は県内で最大規模。魚が上がることで在来魚保護や低農薬米栽培をPRし、収穫されるコメは「魚のゆりかご米」として出荷する。
自治会長の村林忠夫さん(57)は「田植えの済んだ後に、水かさが増せば、水田に産卵に来てくれる」と話していた。