今年は「徳島のアユ資源を守るには」がテーマ。研究報告を前に、市民団体「天然アユ保全ネットワーク」(高知市)の世話人、高橋勇夫さん(49)が「アユを育てる川仕事」と題して講演した。
最近は各地で減少傾向にあるアユ漁獲だが、高知県内で「アユの取れる最も汚れた河川」という物部川で、産卵の促進と保護の結果、04年に天然アユの大量遡上(そじょう)に成功した例などを紹介。従来の放流だけに頼る増殖策ではなく、天然アユの保護を訴える高橋さんの話に、約80人の参加者は真剣に聴き入った。
その後は、同研究所の研究員らがそれぞれ、「オオクチバスによる食害」「海部川にアユはどれだけ生息できるのか」「海域で生活する時期のアユの生態」などをテーマに、県内のアユ事情を報告した。【深尾昭寛】 2月1日朝刊