2005年08月30日

DAISUKE'S JB REPORT第13回

 今回はJBトップ50第4戦野尻湖ゲーリーインターナショナルCUP(7月22-24日)、JBイースタン河口湖A第3戦河口湖ベイトブレスCUP(8月21日)の2試合をまとめてレポートしたい。学生が夏休みのため、私が働いている河口湖のレンタルボート(KONAMI)は大忙しで、激動の夏を過ごした気がする。仕事と試合の両立は難しいが、それが現状なので、自分が達成すべき目標を目指して頑張る日々が続いている。

 夏に入り、河口湖のグッドサイズのバスはディープレンジを回遊しはじめている。これと同様に、野尻湖のスモールマウスもディープがメインになるだろうと予測した。苦手ではあるが、苦手意識を克服するためにも、JBトップ50第4戦はディープパターンでいく予定だった。ところが野尻湖にプリプラクティスで入ってみると、シャローにグッドサイズのスモールマウスがウジャウジャといた。それなら、シャローを攻めるしかない(笑)。得意のサイトフィッシングで充分釣れたし、手応えを持ったまたプリプラを終えた。その感覚で本戦直前プラに入ると、なぜだかシャローにいたスモールが少なくなっている。また、他の選手のプラクティスや一般客からのプレッシャーからか、サイトで発見できてもなかなかバイトに持ち込めない。そんな不安定な状況のまま本戦に突入した。
 本戦ではムシパターンを重視して、虫が付いているオーバーハングのやや沖を攻略。ロングキャストでオリジナル・ムシワームを投入する。しかしスモールはもうひとつバイトに至らない。そんな調子が2日間続き、大会を39位で終えた。
 上位入賞を果たした選手とほぼ同じエリア、同じ水深を攻めていたのに、自分にだけ釣れない。それで彼らにどんなルアーを使っていたのかを見せてもらうとお願いした。すると、キモが2つあった。ひとつめは、完全に水面に浮くワームを用いること。もうひとつは、フックが水中に入らないセット方法を用いることだった。木の枝から落ちたムシはすぐに水中に沈まないし、フックの影や違和感だけでスモールは警戒心を見せる。プリプラクティスではあれほど釣れたのに、本戦になるとかなり繊細になっていた。ルアーを見せてもらった選手から「場所はあってるから、釣れなかったのはルアーの選択だよ」と言われて、ワーム改造の難しさを実感した。実際、彼らが使用したルアーを借りて次の日の釣りができるなら、私もグッドウエイトを出せる気がした。野尻湖戦は、そんな作戦ミスな一戦だった(一応、私も夜なべをして自作ワームを製作したが、不発に終わった……)。
 
 続いて、イースタン河口湖A第3戦は、ブッツケ本番の試合だった。お盆休みでレンタルボート屋ビジネスは大忙し。一年でもっとも忙しい時期だけに、仕事を休んでプラクティスに出ていられなかった。
 第2戦が終わった時点で、私は年間ランキングの3位につけていた。1位の選手とはかなりポイント差があったため、普通に釣ってウエイインするだけでは年間優勝できない。グッドサイズのネイティブバスをねらうのも悪い選択ではないが、苦手なディープを“小さく釣って”試合を終えるくらいなら、思いっきり自分らしさを出してシャローを攻略したいと思った。それで本戦では、信号下エリアに陣取り、丸一日そのエリアでサイトフィッシング勝負に出た。数尾のグッドサイズをフッキングミスし、ウエイインできたのは250gの1尾のみ。112位という今季最低順位でフィニッシュした。
 ところが今大会で優勝した選手もシャローを攻めていたようで、運良くグッドフィッシュのストック量が多いエリアで勝負できれば、上位にからむ可能性はあった。プラクティスでエリアを絞り込むのは大切だと思った。
 結局、年間順位は8位にまで落ちたが、9月24-25日に河口湖で開催されるバスプロ選手権へのクオリファイは獲得した。9月下旬になると、バスの動きにも多少変化が出てくる。バスプロ選手権では、そういった動きのあるバスをどう攻略するかがキーになるかもしれない。

Posted by DODGE at 2005年08月30日 19:08 in DAISUKE'S JB REPORT

mark-aa.jpg