2005年06月07日

檜原湖05/6/7

Field Condition(時間帯、天候、水質など)
本湖の水温が俄然上昇、安定してきた。島周りは温度変化激しく不安定。
北部糠塚島周辺・・・15.5℃
無名島周辺・・・・・・・14.5℃
弧鷹森〜バックス沖・・・・14.0℃
温泉ワンド・・・・・・・・14.0℃
イカリ潟出口〜嶋廻り・・・・・・14.0℃〜15.0℃
イカリ潟内部・・・・・・16.0℃前後
桧原ホテル下(高圧ブイ)〜二子島・・・・・・14.5℃
二子島〜月島裏〜ブドウ島・・・・・・14.0℃
バックス周辺・・・・14.0℃
弧鷹森キャンプ場〜水門前・・・・13.5℃
●水質は、本当におかしな状況。イカリ潟〜島周りにかけては春の水色から、いきなり冬の水色に戻ってしまった所がある。そういったエリアでは魚がほとんど確認できない。逆に本湖は各エリアとも春の透明度になりつつある。これはプランクトンの関係しているのだろう。水の色を注意深く観察することが大切だ。特に『レイクランド桧原』のオートキャンプ場脇ワンドは、水温はそこそこあるにもかかわらず透明度が4〜5mもあり、魚の気配がまったくなかった。
南部エリア・・・・・2.5m平均(春の水の色)
北部エリア・・・・・2.0〜2.5m(春の水の色)
島廻りエリア・・・・1.5〜2.0m(春の水の色)場所によって4.0m(冬の水の色)
イカリ潟内部・・・・1.5〜2.0m(春の水の色)
●水 位
▼檜原湖・・・・・・・満水
▼小野川湖・・・・・満水

Catching Rates for This Week (1〜5):3
部分的にスポーニングが始まっているが、中だるみ状態で釣りづらい。照度が落ちれば一気に食ってくる。

Fishing Patterns & Reasons
日照条件によってかなり釣果が変わってくる。照度のないときは浮かせて、照度の高いときはARノーシンカーやアライブシャッドのジグヘッド中層がいいようだ。例年とはまったく違い、本湖の産卵後のワカサギがキー。また、刻一刻と変化している水の透明度も大きなキーで、春色の水の場所が魚をストックしていることに注意したい。

Pro’s Tips
島周り〜イカリ潟にかけて非常にタフコンデションが続いている。その要因は、今年の解氷の遅さと「ワカサギの産卵」にあった。本湖の水温上昇と島周りの水温上昇不足、水の色でエリアがころころ変わってくる。まるで霞ヶ浦のように、刻一刻と変化している。本湖側のスポーニングエリアにはもう魚が入りはじめている。日によって20〜42cmサイズを30〜40匹キャッチできる日もあり状態はいいのだが、小型のオスばかり。プリスポーンのメスはちょっと違った所にいるようで例年とは違っている。また今年の解氷の遅さか、産卵後のワカサギの小さなスクールが3mレンジをヘロヘロしている。(風がないときは表層をヘロヘロしている)その周辺にいいサイズのプリメスが多く存在し、アライブシャッドのジグヘッド中層シェイクが非常に有効になってきている。またAR-45を4mまでフォールさせる「デットスティッキング」も有効になってきた(ナイスサイズ多し)。釣り方を間違えると貧果に終るので、天候に注意しよう。また風も重要で、南西か南東が吹くと俄然風下シャローにの魚が入ってくる。魚の上がり口である岬や、ブッシュや岩のように魚が止まるスポットへ何度も入りなおすことによって、シャローに入ってきたグループと出会えるはずだ。大型のグループから小型のグループに分かれるが、時の運を信じるしかない。イカリ潟内は、スポーニングをすでに終えた第一陣がいるが、その数は近年稀に見るほど少なく、例年の1/10も魚がいない。島廻りの出口周辺にいてうろうろしているようだ。暖かな南東の風が一気に吹けば本湖西岸が一気に爆発する可能性が出てきた。また同様に暖かな南西の風が吹けば、島周り出口周辺で一気に爆発する可能性も考えられる。また「産卵ワカサギ」のいる3〜4mレンジも捨てた物ではない。どう転ぶかは今後の風次第だろう。表層付近で釣れる魚は小型が多く、沈め物系のジグヘッドやノーシンカーのほうがサイズがいいようだ。Aプロップ・Bプロップの反応が薄くなってきたものの、風下側の「ミノーイング」が好調の時もある。すべては今後の南東、南西の風次第。とにかく天候に注意することが大切だ。
●ポイント
◎イカリ潟内部・・・・・イカリ潟内部、魚は超薄い状態。
◎イカリ潟は入り口周辺の島廻り・・・・・イカリ潟内部より魚は多いものの、沈めて使うノーシンカーが有効、出口周辺はジグヘッドが有効。本湖に面する島周りの入り口周辺に魚が止まっている。
◎月島裏〜ブドウ島裏・・・・3mラインでの魚の反応が日増しに強くなってきた。風によってシャローまで魚が入ってくる状態なので、タイミングが命。完全に入ってくるのも時間の問題だろう。何度も入りなおすのがよく、あまり粘らないほうが得策。ジグヘッドの中層スイム有望とシャッドテールが有効。強めの風が吹けばハードベイトのミノーイングもいい。
◎二子島周辺・・・・3mラインで魚が止まっている。シャローは小型が少しいるだけ。
◎二子島〜高圧ブイ・・・・3mライン前後のジグヘッドパターンとドシャローのシャッドテールが有効。しかし天候次第なので、あまり粘らないのがいい。産卵後のワカサギ多し。
◎温泉ワンド・・・・日によってムラが多い。魚は入ってきたが、ここもあまり粘らないほうがいいだろう。
◎入船ワンド・・・・第二陣が入ってきました。ルアーは表層系が強く、ワンド最奥にも魚が入ってきた。
◎早稲沢・金山部落周辺・・・・水温が高く数は少ないものの、ミノーイングで釣れはじめた。
◎ 無名島周辺・・・・魚が入りはじめた。

檜原湖に来られるアングラーの皆様へ、ご協力のお願い
 皆さん、スポーニングシーズンの季節が近づいてきました。今年も「島周りおよびびイカリ潟のエンジン使用自粛運動」をさらにプッシュしていこうと思います。非常時以外の進入・退出時はエンジンを切ってモーターで航行してください。アイドリングも不可。 詳しくは*HIRO MOTOYAMA*ウェブサイトにて。また航路図はココココにあります。

Navi:本山博之

桧原湖ガイド受付中!
*HIRO MOTOYAMA*

Posted by jun at 2005年06月07日 15:20 in 桧原湖情報

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