2005年06月03日

霞ヶ浦05/6/3

Field Condition(時間帯、天候、水質など)
5月29日、強風、ニゴリ、気温22℃、水温18℃
Catching Rates for This Week (1〜5):5
Fishing Patterns & Reasons
シャローストラクチャーと風裏、ベイトフィッシュの動きをイミテートする
Pro’s Tips
 今回は、5月29日に茨城県霞ヶ浦で開催されたW.B.S.第3戦の模様と展開を記載したい。
 まず、この一戦に向けてプラクティスがほとんどできなかったが、そんな条件下でも本戦用のパターンが確実になったプラクティスが2日間だけあった。22日に行なったボートでのプラクティス(丸1日)、そしてその翌日に行なった午後から夕方までの陸ッパリのプラクティスである。

 「アフタースポーンでバスの活性は低いだろう」と予測し、JBA第3戦で使用したスピニングタックルとスティック系ソフトベイトをノーシンカーで使用できるベイトタックルを持参しプラクティスへ向かった。22日に行なったボートでのプラクティスのキーは、「シャローをやさしく、スローに釣ること」。 シャローといっても複合的に重なるストラクチャーがメインのターゲットで、杭などのマンメイド系とベジテーションなどのナチュラル系を攻略する。
 この日は本戦でパートナーとなった藤掛泰則さんと同船。バスはアグレッシブではないものの、ルアーへの反応はいい。上手くバスの目の前をトレースするようなアプローチができれば、すぐにバイトが得られ好感触。私は9本、藤掛さんは4バイト、ノーフィッシュで終わる。この差を検証してみたのだが、私はヤマセンコーのノーシンカー、藤掛さんはヤマセンコーのライトテキサスを使用していた。この微妙なウエイトの差、ワームをトレースするレンジの差でバスがバイトしなかったり、バイトが弱いと考えられた。フックアップをしても、口先だけでバイトしていた感じだったので、全部バレてしまった。しかし、この湖東エリアだけで2人で13尾をヒットさせているのだから、エリア的には正解だろうと感じた。
 
 プラクティス2日めは、陸ッパリで湖東のシャローを攻略。これでわかったのは、ボートでは入りきれない超シャローなレンジにサヨリ、エビといったベイトフィッシュがウジャウジャいたことだった。「これで本戦ではこのエリアに間違いないな」と念を押した反面、超シャロー攻略を強いられる。このレンジを攻める方法は2つ。ボートの底を擦りながらもシャローに入るか、正確なロングキャストで攻めるか。確実性が高いのは前者のほうだと思い、本戦では容赦なしにシャローに突撃する。
 この“陸プラ”で得た情報が2つあった。バスはボトム付近ではなく、やや浮いたレンジに集中していた。そしてストラクチャー(特にブッシュ)から1-2m離れたスポットにも普通にステイしていたことだった。
 そんな状況を把握できたのは、バークレイ ガルプ!ドーバークローラー(activeネイルシンカーの1/32oz)のネコリグの中層シェイキング+スイミングでグッドサイズが食ってくるパターンを発見してからだ。ボトムバンプで引いてきたときに、追ってきたがバイトせずにバスが帰っていったため、ミッドストローリング系のアクションを加えると一発でバイトした。この日は合計8尾をキャッチし、本戦へと繋げる。
 
 本戦では朝から麻生エリアに入り、午前6時30分、開始から1時間でリミットメイクに成功。パターンが正解だったと納得する。
 陸プラのときに岸ギリギリにある杭でビッグフィッシュを釣っていて、その感覚を覚えていたため、なんとなくその杭が気になっていた。しかし本戦ではボートを流しながら攻めていて、素通りしてしまう。そんな超シャロースポットを出て、移動しようと考えた瞬間、その杭に1投だけしたくなった。ロングキャストではあったが杭に向かってキャストすると、ほぼ着水と同時にバコーンとバスがバイトしてきたのだ! このバスが今大会のビッグフィッシュ賞を獲得する1尾、1670gのグッドフィッシュとなる。
 優勝した西村嘉高/斎藤匡宣チームには40g及ばず、私たちは2位でフィニッシュする。僅差で負けてしまったため、正直に言えばガックリきたが、今年の目標は年間優勝である。2位でフィニッシュできたお陰で、励みになったし、次戦以降も頑張れる気がしている。

Navi:蛯原英夫

Posted by DODGE at 2005年06月03日 11:19 in 霞ヶ浦情報

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