2005年05月16日

DAISUKE'S JB REPORT第10回

 先週末開催されたJBイースタン河口湖戦から1週間。5月15日に、今シーズンからはじまった新団体「MAX Professional Tournament」のイースタンシリーズ「E-MAX」第1戦に出場した。新団体の開幕戦というのもあって、優勝すれば歴史に名前を刻むことになる。またこのトーナメントは私も通っていたヒューマンアカデミー フィッシングカレッジの卒業生と在校生を対象にしたプロトーナメントであるため、私は卒業生として在校生や後輩に負けるわけにはいかない。それだけに、いつも以上に感情移入した一戦だった。そんな重要な大会で、私はプロ戦初優勝をしてしまった。嬉しい! お世話になっているスポンサーのみなさま、先輩選手のみなさま、読者のみなさま、この場を借りて御礼申し上げます。

 MAXは琵琶湖を開催地とした「W-MAX」と河口湖を開催地とした「E-MAX」の2シリーズに分かれていて、各シリーズが全2戦を行なう。2戦とはちょっと少ない気もするが、在校生も出場するでの“勉学”に差し支えがあってはならないし、これくらいが適当な試合数なのかもしれない。また私はJB TOP 50、イースタン河口湖戦を含めれば、年間10試合をこなす。MAXは2試合でちょうどいいくらいかなぁと感じている。
 
 大会前日のプラクティスではスポーニングモードのバスを攻略するため、シャローのサイトフィッシング・スポットをチェックした。このスポットがどれだけあるかで本戦の試合展開が読めると思ったからだ。少なければアフターの展開も視野に入れなくてはならないが、それには至らなかった。先週もシャローにスポーニングモードのバスが上がってきていたが、実は先週より今大会のほうがネストの数は断然多かった。「いつまでスポーニングしているだ!?」と思いながらも、今回もサイトフィッシングをメインにパターンを組んだ。
 戦術は、簡単にバイトさせられるであろうエリアで確実に釣り上げ、その後はプレッシャーの低い少し深めのネストを攻略するもの。ひとつのネストから隣のネストまでが比較的近いスポットを数カ所、そして水深の深いネストを合わせて12カ所を用意し、徹底的にアグレッシブな釣りを展開した。
 しかし当日は風が出て波が立ち、水もニゴってしまったため、バスを目で確認するのが難しくなった。これが原因で全体的なウエイト、釣果が下がったのだと思う。私が釣り上げた5尾中2尾は目で確認して釣り上げられたが、3尾はブラインドのようなかたちでキャッチした。
 
 やや深いレンジのネストを探す際のキーは、深い側からネストやバスの動きをチェックするのではなく、浅い側(ショア側)から深い側を見て探すのが重要である。深めのレンジでネストを探すのはホントに辛い。目も疲れるし、精神的にも見つけにくいためイヤになってしまう。深い側から探すと、上記の理由がミックスされて、気がつくと段々と浅いレンジで探してしまっている。だから、ボートポジションを浅い側において、徐々に自分が見える限界の水深に持っていって探す。こうやって練習すれば、少しずつ深いレンジのサイトフィッシングもできるようになるだろう。探せたからといって、バスにバイトさせられるかは別問題だが……。
 
 今大会には、フィッシングカレッジの卒業生vs在校生の図式があった。また卒業生の中にも先輩に勝ちたいと思っていた選手も多かっただろう。そういう対抗意識の中でやる試合、特に年下のアングラーから感じるプレッシャーはまだ少ないので、いい経験になったと思う。E-MAXに関しては残り1戦だけなので、最終戦も優勝してダントツで年間優勝も獲りたい。
 
使用ルアー:ゲーリー・ヤマモト4inエコグラブ(レッドとグリーンパンプキン)+サンヨーナイロン10Lb(ミチイト)+エコライン10Lb(リーダー)、シンカー7g(ダウンショットリグで使用)

Posted by DODGE at 2005年05月16日 17:09 in DAISUKE'S JB REPORT

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