2005年05月12日

霞ヶ浦(小貝川編)05/5/12

Field Condition(時間帯、天候、水質など)
やや増水+マッディ
Catching Rates for This Week (1〜5):5
Fishing Patterns & Reasons
ブレイクの攻略。ハードボトム、マンメイド・ストラクチャーがカギ
Pro’s Tips
 今回は5月8日に行なわれたJBA第3戦の模様をお伝えしよう。
 ゴールデンウイークは仕事で忙しく充分にプラクティスを行えない状態だったが、試合の前日、午後から少しだけプラクティスしようと開催地である茨城県小貝川に向かった。しかしフィールドは連休中に降った雨の影響でタフコンディションに。それでも場所やルアーのプレゼンテーションによっては、いい反応を見せるバスがいた。

 本戦では前日のプラクティスで得た情報を基に戦略を組んだ。普段であればアシ撃ちが小貝川のメインメソッドになるが、この日はブレイク絡みの釣りがよかった。小貝川はいくつかの水門(堰)で区切られているが、そんな堰の前にあるハードボトムにバスがステイしていた。ここをヤマセンコーのノーシンカーで攻略。ショア側から沖へとスローにスーッと持ち上げて、ブレイクに沿ってフォールさせる。ルアーがボトムに当たったら、また軽く持ち上げてフォールさせるの繰り返し。このブレイクのストレッチが約30m続いていて、ひと流しする間に1尾、6回流して6尾をキャッチした。
 バイトがなくなったので、次のエリアに移動。ここは川の真ん中に近い部分にある2mレンジの張り出し状のフラットで、4mにまで急激に落ちるブレイクがある。このブレイクをバークレイ ガルプ!ドーバークローラーにactiveネイルシンカーの1/32ozを入れてネコリグで攻略。2mフラットのエッジからワームが外れてフォール中にバイトが集中する感じだった。私は普段からいわゆる“パワーゲーム(ベイトロッドでシャローを攻めるスタイル)”が主体で、ライトリグはほとんどやらない。今回のネコリグ以前にスピニングタックルを触ったのは……昨年の8月に檜原湖でスモールマウスを釣ったときだった。普段やってないからといってできないわけじゃなく、やればできると自画自賛しておこう(笑)。
 
 今大会で私は10尾以上を釣り上げた。3尾リミットなので、つねに入れ替え……といきたいところだったが、1100gが釣れても入れ替えられないほどライブウェルにはグッドフィッシュが入っていた。
 ウエイインすると3780g。「絶対優勝だ!」と思っていたら、駒井寛/久保田貴泰チームが3830g、染谷哲也/飯泉博チームが3980g、そして前戦優勝の石引利和さん率いる石引/澤部弘チームが4030gというモンスターウエイトを持ち込み、私の優勝をさらっていった(写真は優勝チーム)。結局、蛯原英夫/香取潤一チームは4位に終わった。
 上位入賞チームにパターンを訊いてみると、ベジテーションやブッシュをピッチングやフリッピングで攻めていたとのこと。下流域は水が悪く、何度も何度もグッドスポットに入りなおして、1尾、また1尾を釣る感じだったらしい。彼らは私たちとは異なり、3から4尾と厳しい展開を強いられていた。
 時期的にスポーニングの最終組とアフタースポーンが重なっていて、回復したグッドサイズがブレイクに着きはじめていたのだろう。私のチームだけが釣果に恵まれたのを考えると、優勝こそは逃したものの、パターンは正解だったのがわかる。

Navi:蛯原英夫

Posted by DODGE at 2005年05月12日 18:05 in 霞ヶ浦情報

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