「このカメたち、どうしよう」…新校舎に池はない。外来種で野生に放せない――児童が途方に暮れていたら新聞報道で問い合わせが相次いだ

 3月末で閉校する鹿児島市桜島地区の桜洲、桜峰両小学校で飼っていたカメ7匹の引き取り先が決まった。4月に開校する義務教育学校「桜島学校」には適当な飼育施設がなく、引き取り手を探していた。昨年11月下旬の新聞報道以後、問い合わせが相次ぎ、一部は既に新たな「里親」の元へ。世話をしてきた児童たちは、ほっとしながらも別れを惜しんでいる。

 桜洲小のアカミミガメ4匹と、桜峰小のクサガメ1匹とイシガメ2匹。イシガメ以外は外来種で野生に放せず、扱いに苦慮していた。

 桜洲小によると、引き取り先は県内3市と熊本市のいずれも個人。飼育環境を写真などで確認し12月下旬までに決定した。既に3人が学校を訪れ、「大切に育てて」と書かれた児童の手紙とともに受け取った。うち県内の1人は桜峰小のクサガメも引き取ったという。

 桜峰小に残ったイシガメ2匹も県内に引き取られることが決まった。今も児童2人ずつ交代で世話を続けており、6年の古川ひなたさんは「ずっと学校にいたので、よく眺めていた。甲羅がかわいい」。5年の都澪央人さんは「おとなしいので育てやすい。もらわれた先でも元気でいて」と目を細めた。

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