2006年12月15日

ダイオキシン:長浜の廃棄物最終処分場、放流水から微量検出/滋賀

 長浜市など湖北2市3町でゴミ処理などを行う一部事務組合、湖北広域行政事務センターは14日、同市大依町の一般廃棄物最終処分場の放流水からごく微量のダイオキシンを検出した、と発表した。

 「大阪湾広域臨海環境整備センター」が11月、兵庫県尼崎沖の処分場の排水処理過程で汚水中の固形物を沈下させる凝集剤の塩化第二鉄溶液から、高濃度のダイオキシンが検出されたと発表。同溶液納入業者から同じ溶液を使う同センターに注意喚起があり、センター側は処理水の放流をストップ。分析調査と溶液の入れ替えなどの対策を行ったという。
 サンプリングなどの結果、放流水から1リットル当たり0・0011ピコグラムのダイオキシンを検出。事実判明前の10月17日に県が立ち入り検査した際は同0・00071ピコグラムだった。ダイオキシンの放流規制値は同10ピコグラムで、同センターは環境への影響はないとみている。
 ただ、施設内のサンプリングで塩化第二鉄溶液で同7万7000ピコグラム、生物処理槽汚泥は同34ピコグラムの高濃度。同センターでは、今後の対応を検討している。【野々口義信】 12月15日朝刊

+Yahoo!ニュース-滋賀-毎日新聞

Posted by jun at 2006年12月15日 18:38 in 内水面行政関連

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