2006年12月10日

シナイモツゴ:大崎のため池で激減−−NPOが生息調査/宮城

 大崎市鹿島台のNPO「シナイモツゴ郷の会」は9日、シナイモツゴを再発見(93年)した鹿島台広長のため池で、魚類の生息調査を行った。シナイモツゴはわずか27匹。同じく希少種のゼニタナゴは1匹も確認できなかった。食害魚のブラックバスは見当たらず、密放流はなかったが、なぜ2魚種が激減したのか別の謎が浮上した。

 2魚種とも2年前までの調査ではそれぞれ100匹前後確認できたが、その後急減した。同池は半世紀、池干しされずヘドロがたい積。コイ科の魚がかかる細菌性の病気が散見された。環境要因が激減にかかわっている可能性がある。池は市の天然記念物。同会の高橋清孝副理事長(54)は「原因究明と池環境の改善を図りながら、別の池で増やした魚を移したい」と話す。【小原博人】 12月10日朝刊 (毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年12月10日 21:51 in 魚&水棲生物

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