2006年12月20日

外来魚:駆除へ検討会、漁獲調査など中間報告−−大津 /滋賀

 外来魚駆除の現状について話し合い、将来的な駆除マニュアル作成を目標にする「琵琶湖オオクチバス等防除モデル事業調査検討会」の第2回会合が18日、大津市松本1の県農業教育情報センターで開かれた。

外来魚:駆除へ検討会、漁獲調査など中間報告−−大津 /滋賀?n12月19日18時1分配信 毎日新聞

 外来魚駆除の現状について話し合い、将来的な駆除マニュアル作成を目標にする「琵琶湖オオクチバス等防除モデル事業調査検討会」の第2回会合が18日、大津市松本1の県農業教育情報センターで開かれた。
 事務局である環境省近畿地方環境事務所が、4月の第1回会合以降に進められた漁獲統計調査や地元漁師へのヒアリングなどの成果を中間報告。▽昨年の外来魚駆除量の8割以上が琵琶湖南湖だった▽外来魚の漁獲は湖南では初夏に、湖北では秋〜冬に偏る▽内湖の野田沼ではブラックバスの成魚は確認されているが、仔(し)稚魚が少なくほとんど繁殖していない状態――などが明らかになった。
 参加した委員からは「湖北の漁師は獲物が豊富にあり、外来魚を捕まえるのは冬場が中心だということを考慮すべきだ」「仔稚魚を見逃している可能性がある。夜間にも調査を行うべきだ」など、次々に意見が寄せられた。
 また、水温の下がる冬場に魚が群れとなる「い集」については、▽比較的深い場所にブルーギルが、浅い場所にブラックバスが集まりやすい▽ブラックバスはワカサギを追って水深20メートルの地点に多くいた――などの聞き取り結果が発表された。い集場所では効率的な駆除が期待できるだけに、「水温や地形など、い集場所の傾向を可能な限り集められないか」など、今後の調査への提案もあった。【高橋隆輔】 12月19日朝刊

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Posted by jun at 2006年12月20日 17:49 in ブラックバス問題

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