2006年12月02日

「環境マップ」利用広がる 琵琶湖の水質や生物を一目で

 市民が調査した琵琶湖や河川の水質結果をパソコンの地図上で紹介する滋賀県琵琶湖・環境科学研究センター(大津市)の「びわこ環境マップ」の利用が、県内の環境団体に広がりつつある。各水域の水質や透明度、生き物が一目で分かるのが特徴で、7月下旬の運用開始から21団体が独自の調査結果を公開している。

 マップでは、各団体が実施した調査地点が地図に示され、地点ごとの水温や透明度、水質汚濁の指標となるCOD(化学的酸素要求量)などのほか、調査地点で確認した生物が閲覧できる。
 市民が手掛けた調査結果の有効活用を目指し、同センターが開発した。身近な川などで調査を続ける21団体がインターネットを通じ、これまでに約860カ所の結果を入力している。
 過去10年間の結果を公開しているNPO法人「びわこ豊穣の里」(守山市)の長尾是史事務局長は「成果を公表できることでやりがいが強まり、他地域の情報を参考にすることもできる」と話している。
 マップは同センターのホームページで閲覧できる。東善広主任研究員は「水環境の関心が高まるとともに、団体間の交流のきっかけになれば」と期待している。 (京都新聞)

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2006年12月02日 14:14 in 自然環境関連

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