2006年12月1日、福建(ふっけん)省三明(さんめい)市を、大金河(ダージンホー)という豊かな河が流れている。ここは風光明媚な景色で知られ、国立公園にも指定されている地域だ。付近に住む村人は、昔から主に河の魚を捕って生活を営んできた。河はたくさんの魚を育み、漁師たちの暮らしが豊かなのはこの河のおかげだった。
しかしここ2〜3年の間、なぜか漁獲高が減少してきているという。原因は漁師たちにも分からない。ただ、観光客や地元の人々の間で、正体不明の生物が多数目撃されており、この河にとんでもない怪獣が住んで魚を食い荒らしているのではないかといううわさが出始めた。
これは一体どのような生物で、どんな状況で目撃されたのか、確たる証拠も上がっていないというのに、他に魚が捕れなくなった原因が見つからないため、このうわさはどんどん大きくなり、静かな河辺の村は騒然となった。特に夕方になると、何か大きな生き物の影が河面に現れるということで、子どもたちには河のそばで遊ばないよう、禁止令が出たほどだった。 (Record China)
以下、続報\n
怪獣か古代生物か?謎の生き物が河の魚を食う(2)―福建省三明市
最近福建(ふっけん)省三明(さんめい)市を流れる大金河(ダージンホー)で、捕れる魚が少なくなっている。怪物がいるせいではないかという奇妙なうわさが村に広まり、人々の間に不安が増していた。しかしいくらうわさが大きくなっても、長年この河で魚を捕ってきた漁師は、「そんなものはあくまでうわさ」と笑って信じなかった。
ところがある日、1人の漁師が河に網を仕掛けたとき、何か大物がかかっている感触があった。引き上げようとすると、なんと網にかかった何者かの力で、舟は網ごと1km近くも流されてしまった。しかも最近はますます魚の捕獲量も減っており、大きな網を仕掛けても、たった1匹しか捕れないような状況が続いていた。かつての大漁だった時代からは考えられない。
これらを考え合わせると、魚を食い荒らす怪獣が川底に潜んでいるという説も現実味を帯び、村はますます大騒ぎとなった。そこでいよいよ自治体が動くことに。経験豊かな漁師や海軍経験者などを集め、河に生息する未確認生物を追跡する特別部隊を編成し、この謎の究明に乗り出したのだ。 (Record China)
怪獣か古代生物か?謎の生き物が河の魚を食う(3)―福建省三明市
福建(ふっけん)省三明(さんめい)市を流れる大金河(ダージンホー)で、問題となっている未確認生物の追跡がいよいよ開始された。特別部隊が編成され、その経験と勘を生かして捜索に全力を尽くす。彼らは全長1000mもある強度の高い大網を何枚も重ねて、巨大な捕獲網を完成させた。
捜索には非常な危険を伴うため、特別部隊以外の乗船は禁止だと一度は断られたが、レコードチャイナのカメラマンは特別に撮影を許可された。何そうかの小船が河岸を慎重に進んで行く。1時間後に網を上げてみたところ、小さな魚が1匹かかっていただけ。さらに網をセットし直すと、もう夕暮れを迎えようとしていた。
辺りが暗くなった頃合いを見計らい、再び巨大な網で水中をさらう。小船の上では、経験豊かな漁師が緊張の面持ちでたばこに火をつけた。謎の巨大生物とのせめぎ合いの瞬間を、皆が待ち構えている。持って来た酒を口にして落ち着こうとする者もあり、いてもたってもいられない様子だ。
そのとき突然、動きがあった。河面の水が激しく波打ち、網が大きな生物を捕らえる感触を得た。「きた!これだ!」一番年長の漁師が叫ぶと、その合図で全員が網を取りおさえ、それぞれの舟を少しづつ岸へ近づけていった。水面下の生物の激しい動きに臆することなく、それぞれ長年の経験をフルに活かし慎重に獲物を捕らえた。無事岸辺にたどり着いたとき姿を現したのは、全長1.5m、重さ30kmを超える巨大魚が2匹。驚いたことに、経験豊富な漁師でさえ見たことがないという珍しい魚だった。当然種類が分かる者は誰もおらず、皆首をかしげていた。 (Record China)
怪獣か古代生物か?謎の生き物が河の魚を食う(4)―福建省三明市
怪獣とうわさされていた謎の生物がついに捕らえられ、その姿を人々の前にさらした。福建(ふっけん)省三明(さんめい)市を流れる大金河(ダージンホー)で、自治体が組織した特殊部隊が、全長1.5m、重さ30kgを超える魚を捕らえたのだ。誰も見たことがないもので、外来生物の可能性もある。現在は冷凍保存され、専門家に調査を依頼しているそうだ。
この未知の魚が、大金河にどれぐらい生息しているのだろうか。また今回捕獲したものより、もっと大きなものがいるのだろうか。河では引き続き調査が行われる予定だ。
大金河から魚が激減したのは、恐らくこの巨大魚が原因だろう。魚が捕れなくなった漁師たちの生活は苦しくなる一方だ。今回「怪獣」の正体が明るみに出たことで、大金河に再び魚が溢れるようになることを、村人皆が願っている。マニアを喜ばせそうな謎の生物も、村人にはとんでもない疫病神だったというわけだ。 (Record China)
Posted by jun at 2006年12月02日 14:06 in 魚&水棲生物