彦根市漁業協同組合連合会の幹部による一連の事件で、滋賀県警捜査二課と彦根署は29日までに、恐喝の疑いで、同漁連理事村長栄六容疑者(77)=彦根市里根町=ら2人を逮捕し、同漁連元会長藤野清被告(69)=奈良市南紀寺町3丁目、職務強要罪などで起訴=ら2人を再逮捕した。
調べでは、4人は2004年10月上旬、東近江市内で産業廃棄物処理場を運営する建材業の男性(65)を村長容疑者宅に呼び出し、「産廃が原因でアユの背中が曲がってきている」「魚の処分に何億とかかる」と言いがかりをつけ、同月中旬ごろ、男性から1500万円を脅し取った疑い。
村長と藤野の両容疑者は認めているが、ほかの2人は否認している、という。 (京都新聞)