2006年11月16日

ニジマスの卵、大きく育てます 阿智第三小児童が受け取る

 【長野県】「ニジマス学習」を学校活動の柱にしている阿智村の阿智第三小学校の児童たちが卵からの育成に初めて取り組むことになり15日、県水産試験場諏訪支場から卵を受け取った。

 同校では約20年前から、近くの「マス池」でニジマスを育て、生態の学習のほか、釣り大会や薫製作りなどにも挑戦している。今年10月、学校運営に地域の人や保護者が参加するコミュニティ・スクールに指定されたことから、さらに活動を充実させていくことにした。

 同試験場の技師川之辺素一さんがニジマスの卵を届け、中心になって卵を世話する4、5年生29人が受け取りの会を開いた。最初に、4年の遠山竜也君が「卵の到着を楽しみにしていました。ニジマスが大きく育つように皆で協力します」とあいさつ。川之辺さんは卵やふ化した後の稚魚の世話の仕方などを細かく説明した。

 卵は、稚魚の目が浮き出た直径5−6ミリの発眼卵350個。児童たちは卵をすくい、理科室前に設置した水槽に移した。「卵がつぶれそう」「すくうのが難しい」と言いながら、大はしゃぎだった。

 児童たちは当番を作って温度管理など卵の世話をする予定。順調なら1週間程度でふ化するという。引き続き餌やりなどの世話をして、稚魚が一定の大きさに育てば、中庭の池に移し、来春にマス池への放流を目指す。 (中西康) (中日新聞)

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Posted by jun at 2006年11月16日 15:04 in 各種イベント, 魚&水棲生物, 内水面行政関連

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