9日午前10時55分ごろ、大月市初狩町下初狩の笹子川で、ヤマメ、ウグイ、ドジョウなど数百匹の魚が死んで浮いているのを漁協役員の男性が発見。県大気水質保全課などによると同日、同町中初狩の国道20号で、タンクローリーが横転し流出したリン酸の一部が道路沿いの水路を通じて同川に流れ込んだ可能性が高い。
県衛生薬務課などによると、リン酸は毒物ではないが、流入し河川が酸性化すると魚の体内からカルシウムやカリウムが溶け出し呼吸困難に陥る。リン酸は桂川に合流するなどして薄まるため、今後影響はないとみられるが、同市は付近住民などに対し、河川に入ることを控え、釣った魚を食べないよう防災無線で注意を呼び掛けた。【小林悠太】
Posted by jun at 2006年11月11日 10:39 in 自然環境関連