2006年11月09日

少雨傾向の琵琶湖 2年連続、秋の渇水 滋賀県 影響調査に着手

 滋賀県内で少雨傾向が続くなか、琵琶湖の水位低下が止まらない。昨年に続く秋の渇水で、8日にはマイナス60センチを超えたことから、県職員が琵琶湖岸を巡回して影響調査に乗り出した。

 県水政課によると、これまでのところ、一部で水草が波や風で打ち上げられている以外、目立った被害や悪影響は報告されていない。草津市志那町では湖底が広く現れ、水鳥が餌をついばむ姿が見られた。
 8日午後6時の水位はマイナス61センチ。今月に入って1日1センチのペースで減り続けている。
 彦根地方気象台によると、今年は県を直撃した台風がなく、県内の8月の降水量はわずか9ミリと平年の1割以下となった。9、10月も平年の7−8割にとどまり、今後も平年並みか少なめと予想している。
 県は、マイナス65センチで水位低下連絡調整会議を、マイナス75センチで渇水対策本部を設置する。昨年はマイナス78センチまで下がり、3年ぶりに対策本部をつくった。県水政課は「水位低下が続くようなら船の航行や消防用の取水に支障が出るだろう」と気をもんでいる。(京都新聞)

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Posted by jun at 2006年11月09日 22:39 in 自然環境関連

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