2006年11月06日

今秋、琵琶湖のアユ産卵数 滋賀県水試が調査 平年の4分の3

 今秋の琵琶湖のアユの産卵数が、平年値(116億粒)の約4分の3の88億粒にとどまることが、滋賀県水産試験場の調査で分かった。

 同試験場が8月下旬から10月下旬の間、県内の12河川で5回に分けて調査した。河川ごとにアユが産卵する川底の砂利に直径10センチの筒を沈め、中に入った卵の数と産卵場所の面積から産卵数を推計した。
 姉川と知内川、安曇川南流の3河川だけで全体の約8割を占め、産卵のピークは例年より2週間ほど早い9月中旬(9月11−13日)だった。県水産試験場は「今年のアユ漁は不漁だったが、例年に比べて成熟が早かったため産卵ピークが早かったのでは」と見ている。
 県漁連の鳥塚五十三会長は「秋は少雨で、産卵期の姉川の流量は少なかった。遡上したアユは多かったが、大半が酸欠状態になって死んでしまった」と話している。
 養殖や放流用のアユ苗漁は21日に解禁される。 (京都新聞)

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2006年11月06日 12:41 in 自然環境関連

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