2006年09月13日

真空技術で釣果4倍? アルバックがルアー 来月発売

 真空機器大手のアルバックは11日、得意の真空技術を生かし、ナノテク塗装したルアー(疑似餌)「STROM(ストローム)」の販売を10月中旬から開始、釣り具分野に参入すると発表した。

 半導体の製造などに用いられる蒸着重合法を使い、ルアー全面に被膜を形成。光沢仕上げを施したルアー表面に光透過度の高い薄膜を付けることで、見る角度によって色具合が虹色のように変化するホログラムカラーを作り出すことに成功した。

 これまでは、動きや色で魚の興味をひきつけようと、ルアーにシールをはったり、塗装を施すことで、太陽光を反射させるものが一般的。

 しかし、こうしたシールや塗装だと、ルアーに当たった光は1方向にしか反射せず、魚へのアピール度が低いとされる。気になる釣果は、現在市販されている他社製のルアーと比べて約4倍だったとしている。管理釣り場と呼ばれる釣り堀でニジマスやイワナなどの川魚をはじめ、メバルやカサゴといった海の岩礁帯に生息する魚などが釣れるという。

 今回販売するルアーは重さ2・4グラムと3・7グラムの2種類。価格は1個3000円と高価だが、当面はインターネットのみで取り扱い、6000個の販売を目指す。

 販売を担当するアルバックのグループ会社、タイゴールド(神奈川県茅ケ崎市)の小林茂人社長は、「初心者でもルアーフィッシングを楽しむことができる」と話している。(フジサンケイ ビジネスアイ)

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Posted by jun at 2006年09月13日 12:00 in 釣り関連業界

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