2006年08月15日

コイヘルペス:KHV感染コイ、阿武川上流で見つかる 水系から持ち出し禁止/山口

 ◇県内水面漁場管理委
 萩市川上の阿武川上流長門峡の龍宮淵でコイヘルペスウイルス(KHV)に感染したコイが見つかり、漁業者や学識経験者で作る県内水面漁場管理委員会は13日、感染拡大を防ぐため、漁業法に基づき、阿武川水系からのコイの持ち出しを禁止した。期間は1年間。【佐藤丈一】

 県水産振興課によると、今月10日、龍宮淵の水面に4〜5匹のコイが浮いていた。うち、死んでいた1匹を県水産研究センターで1次検査したところ、陽性反応が出た。県は12日に同じ場所でコイ4匹を採取し、うち2匹から陽性反応が出た。このため、反応が出た計3匹を独立行政法人「水産総合研究センター」(三重県)で詳細検査しており、近く結果が出る見通し。
 禁止流域は阿武川支流の佐々並川、生雲川、明木川なども含む。県は持ち出し禁止の徹底と平行して流域の5カ所で観測を続け、異変の見えるコイがいれば検査する。
 県内では昨年10月、防府市の養殖場で、死んだニシキゴイからコイヘルペスウイルスが初めて見つかった。今回が2例目。防府市のケースでは、県外の業者から入荷したコイが感染源だったと見られているが、今回は発見場所が河川なため、原因の特定は難しい情勢。しかし、県は「コイ以外には感染せず、人体への影響もない」と冷静な対応を呼びかけている。8月15日朝刊(毎日新聞)

+Yahoo!ニュース-山口-毎日新聞

Posted by jun at 2006年08月15日 18:12 in KHV関連

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