最上町の最上小国川で建設が検討されている穴あきダムの計画白紙撤回を求める意見書を、ライターの天野礼子さんらのグループが11日、斎藤弘県知事あてに提出した。
提出したのは天野さんと今本博健・京大名誉教授ら4人。同川周辺の住民らで構成する「最上小国川の真の治水を考える会」(押切喜作・下山久伍共同代表)からの要請を受け、04年から最上小国川を視察してきたという。
意見書では、穴あきダムの洪水防止対策には限界があり、生態系にも悪影響を及ぼすと指摘。川底の堀削や川幅拡張によって流下能力を高めることを優先して行うべきだとしている。【釣田祐喜】 8月12日朝刊(毎日新聞)