京都市右京区西院春日町の下水道管にいるところを7日見つかった大型トカゲが10日午後、捕獲された。市上下水道局の職員らが管に網を仕掛けたり、点検用カメラで追いかけるなど4時間近くかけてようやく捕まえた。
捕獲作業は午前9時ごろから開始。道路の側溝につながる枝管(直径15センチ)でトカゲを発見し、カメラで本管(同25センチ)へ追いやった。マンホールのふたを開けて、20メートル先の本管下流部に仕掛けた網へ追い込もうとしたが失敗した。
追われてはするりとかわしていたトカゲだが、別に仕掛けていた筒状の配管修理器具(長さ約50センチ)に午後零時半ごろ偶然入り、発見から4日後にしてようやく「御用」となった。
右京署によると、トカゲは外来種のミズオオトカゲの子どもとみられ、雌雄の別は不明。体長は約70センチで毒性はないという。同署は「飼い主がいるかもしれない」ため、遺失物としてしばらく保管する。
(京都新聞)