2006年08月07日

猛暑:各地にぎわう 琵琶湖で釣り/東近江でどろんこ夏祭り/彦根で学童野球 /滋賀

 ◇暑い
 全国的に太平洋高気圧に覆われ好天に恵まれた5日、東近江市で35・6度を記録するなど、県内はほぼ全域でこの夏一番の猛暑となり、琵琶湖は海水浴や釣りを楽しむレジャー客でにぎわった。彦根地方気象台によると、主な地域の最高気温は、▽大津市35・4度▽彦根市33・2度▽高島市今津町33・9度▽虎姫町34・7度――など。県内観測ポイント9地点のうち7地点でこの夏最高だった。

 大津市消防局によると、同市内で高校総体のボート競技に参加していた男性1人が、熱中症と思われる症状で病院に搬送された。6日も、県内はおおむね晴れる見込みだという。
 ◇外来魚駆除に貢献 ブルーギル撲滅釣り大会、家族連れら300組
 琵琶湖では、固有の生態系を取り戻すため外来魚を駆除しようと「もりやま・びわ湖・ブルーギル撲滅釣り大会2006」が、守山市水保町の「レークさがわ」駐車場を中心に開かれた。家族連れなど約300組が参加。計146キロの外来魚を釣り上げ、駆除に貢献した。
 守山漁業協同組合など地元の11団体でつくる守山湖岸振興会が主催し、今年で7回目。
 午前7時半にスタートし、約3時間、参加者は琵琶湖岸や川などそれぞれで釣りを満喫。釣り上げたブラックバス、ブルーギルは計測後、1キロ単位で、振興会加盟の「琵琶湖プラザ」や「ラフォーレ琵琶湖」で特典を受けることができるやギル券と交換した。
 家族と約70匹(6・7キロ)のブルーギルを釣った守山市の小学5年、岩村歩郁さん(11)は「外来魚を減らしたいと思って、30匹ぐらい釣りました」と笑顔をみせた。集めた外来魚は守山漁協が引き取り、肥料にして、地元野菜を育てるために活用するという。【蒔田備憲】
 ◇「どろんこ夏祭り」大はしゃぎ 親子でコスモスの種まきも\n 東近江市木村町の「悠久の丘 あかね古墳公園」脇の田んぼ(1.5ヘクタール)では、「親子でコスモスの種まき&どろんこ夏祭り」が開かれ、0.9ヘクタールでコスモスの種をまき、残る0.6ヘクタールに水を張ってどろんこ遊びを楽しんだ。
 親子でボランティアをしながら郷土愛をはぐくもうと同市蒲生地区地域教育力体験活動実行委員会と蒲生商工会が開いた。市内の小中学生と保護者約140人が参加。地域のお年寄りに種まきのコツなど教わりながら種をまき、秋にコスモスの巨大迷路ができるのを楽しみにしていた。
 どろんこ夏祭りでは、水を張った田んぼにコートを作りドッジボールをしたりそり遊びなどを楽しんだ。ボールで泥がはねたり、そりがひっくり返り頭から泥んこになるなど、普段では楽しめない遊びに子どもたちは大はしゃぎだった。【斎藤和夫】
 ◇好プレーに盛んな声援−−学童野球新人大会が開幕\n 彦根市では、市立城北小グラウンドなどでクリタスポーツ旗争奪第8回彦根学童野球新人大会(彦根学童野球連盟主催、クリタスポーツ協賛)が開幕し、熱戦を繰り広げた。
 彦根、米原、守山、東近江の4市や犬上郡内などのスポーツ少年団計20チーム、約350人が参加し、4ブロックに分かれてリーグ戦をした。ハッスルプレーや好プレーが相次ぎ、父母らが盛んな声援を送った。
 6日もリーグ戦があり、12日に県立彦根球場で各ブロック1位の4チームによる準決勝と決勝戦が行われる。優勝チームに優勝旗と賞状やメダルが、3位までのチームにも賞状や楯が贈られる。【松井圀夫】

8月6日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by DODGE at 2006年08月07日 16:35 in ブラックバス問題

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