2006年08月07日

珍魚密漁続々、100円被害も書類送検…万博公園の池

 大阪府吹田市の万博記念公園内の池で、かご網を使って魚を捕獲した埼玉県ふじみ野市内の無職男(33)を、府警吹田署が窃盗容疑で大阪地検に書類送検した。

 被害はエビなど40匹、しめて「100円相当」だが、公園内の幾つかの池には、国の天然記念物「イタセンパラ」などの珍しい魚が生息するため、インターネット情報などで知った“密漁者”が後を絶たず、管理する万博記念機構がパトロールを強化、同署も厳しく対応することを決めていた。

 調べでは、男は7月3日午後1時10分ごろ、公園内の池に、水中に沈めて魚を取る「モンドリ」というかご網を入れ、スジエビや小魚を取った疑い。

 巡回中の同機構職員が見つけ、110番。駆けつけた同署員が男を見つけ、取り調べたところ、男はマイカーで西日本を回りながら、公園の池などで魚を取っていたといい、「以前、ネットで万博公園の池には珍魚が多いとの書き込みがあり、趣味と実益を兼ねて、ニッポンバラタナゴを狙った」と供述したという。
(読売新聞)

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Posted by DODGE at 2006年08月07日 16:33 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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