七戸町の個人宅の庭にある池で死んだニシキゴイ1匹から、コイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出たことが、県から発表された。コイは観賞用で、他の池に影響はない。県は池の消毒と、現在生き残っているコイ1匹を焼却処分するよう指導した。
池では以前から16匹のコイを飼っていたが、6月11日に新潟県の養殖業者から購入した7匹を追加した。翌12日から次々とコイが死に始め、23匹のうち19匹が死んだ7月6日に県に相談。1次診断で陽性反応が出たため、三重南勢町の独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所に診断を依頼し、陽性が確定した。
購入先の新潟県の業者では、これまで陽性反応が出たことはないという。
KHV病はマゴイやニシキゴイ以外の魚には感染せず、感染したコイを人が食べても健康に影響ない。【長谷川典義】 7月14日朝刊 (毎日新聞)