2006年06月23日

ヒブドンが好調、深江さんが10位、ガグリアーディがAOY奪冠/FLWツアー第6戦:2日め

flw06623.jpg ニューヨーク州レイク・シャンプレーンで開催されているWal-Mart FLWツアー最終戦はオープニングラウンドの2日間を終了した。初日、97%がリミットメイクに成功するハイポテンシャルを見せつけたシャンプレーンだったが、逆に言えば、それは差がつきにくい状況を語っている。数oz差で順位が大きく変動する混戦状態の中、ディオン・ヒブドンが初日に続き安定したビッグサックをウエイイン。2位に約5Lbのリードを付けて決勝一抜けを果たした。両日のトップウエイトを持ち帰ったヒブドンは最高のパターンを捉えているのかと思えば、「釣り始めのバイトが連続してよかっただけで、ラッキーだった。ただチャンピオンシップ出場を賭けてやるしかなかった」と述べる。ヒブドンはFLWツアーチャンピオンシップが正式にスタートした1997年以来2003年まで連続クオリファイされていたが、2004年以降はチャンピオンシップに出場していない。「今年こそは!」とビッグマッチ出場にかける志は高い。初日に比較し波が高く、レイク南部へのロングランを諦めた選手が多い中、ヒブドンはスモールマウスパターンには目もくれず、初日同様に南部域でラージパターンを敢行。ストライクキングの3/4ozジグで攻略した。2位以下にはスコット・ドブソン、トーマス・・ラビクター、スコット・マーチン、カート・ライトと続いている。また深江真一さんが10位に入り、今シーズン4度めの決勝進出を成し遂げた。その他、並木敏成さんが40位、古沢勝利さんが132位、清水盛三さんが176位で大会を終えた。

flw0662.jpg FLWツアーは今大会で最終戦となる。Land O’Lakes AOYポイントランキング1位でこの一戦を迎えたアンソニー・ガグリアーディは868ポイント、ランキング2位のジム・モイナーが833ポイント、3位のマット・へレンが832ポイントを持っていた。初日は順に48位タイ、62位、33位タイ。そして2日め、ガグリアーディが44位、モイナーが49位、ヘレンが31位で大会をフィニッシュ。各選手にポイントが換算された結果、最終日を待たずしてガグリアーディの年間優勝が決定した。ちなみに、昨シーズン、ガグリアーディはAOYレースを3位で終えている。

 今大会はニュースが多い。BASS CITGOバスマスター・クラシックのステージ上でフィアンセに求婚し一躍有名となったアンドレ・ムーア。この日、彼のパートナーはなんとそのフィアンセのキム・ベインだったのだ。flw06622.jpg「彼女はタフアングラーだから、やられるかと思った」と苦笑するムーアは14Lb6ozをウエイイン。ベインが12Lb12ozをウエイインし、ムーアはなんとか威厳を保つことに成功した。ベインは来シーズンからボーターとしてFLWツアーに参戦する予定で、最後のコアングラーデイをフィアンセと過ごすという、この上ないフィナーレを迎えた。

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Posted by DODGE at 2006年06月23日 10:41 in 海外トーナメント:FLW

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