2006年06月14日

体験学習:八幡堀にフナ放流 岐阜・関市の中学生が環境守る体験/滋賀

 岐阜県から近江八幡市へ環境などを守る体験学習に来た関市立桜ヶ丘中の2年生12人が13日、同市八幡堀で水質浄化に取り組んでいる八幡堀水質浄化ネットワーク(山口常夫会長)の活動を見学し、八幡堀にゲンゴロウブナ100匹を放流した。

 同校は数年前から野外体験学習で近江八幡市に来ているが、今年からグループに分かれて地域の活動を体験することになった。八幡堀を訪れたグループもその一つ。同ネットワークの山口会長から八幡堀の水質浄化の活動を聴いた後、バケツに分けたゲンゴロウブナを全員で八幡堀に放流した。
 ゲンゴロウブナはヘドロの中のムシも食べ、かき混ぜられたヘドロをいけちょう貝がエサとして食べることからいけちょう貝と相性が良いとされている。同ネットワークは、いけちょう貝の稚貝1200個を5月に八幡堀へ放流しており、ゲンゴロウブナの放流で効果を挙げるのが目的。
 放流に参加した中学生は「フナ釣りに行ったことはあるがフナが川の浄化に役立つなんて。八幡堀もきれいになるといいね」と話していた。【斎藤和夫】

6月14日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年06月14日 22:12 in 自然環境関連

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