2006年05月29日

ブラックバス:駆除マニュアルを作成−−東北地方環境事務所/宮城

 ◇写真・図表、ふんだんに−−「伊豆沼方式」紹介DVDも   
 環境省東北地方環境事務所は、ブラックバスの駆除方法を解説したマニュアルを作成した。写真や図表をふんだんに盛り込み、ラムサール条約登録湿地「伊豆沼・内沼」(登米、栗原両市)で成果を上げた駆除方法「伊豆沼方式」を紹介。両沼での駆除活動を映像でまとめたDVDも用意した。駆除に取り組む団体に無料配布する。【石川貴教】

 マニュアルは、フローチャートを見ながら、バスの生息具合や漁業権の有無に応じて(1)バスの放流防止策(2)伊豆沼方式で駆除する(3)水抜きをして池干しをする――などの対策が選べる。「県伊豆沼・内沼環境保全財団」が中心となって取り組んだ、バスの産卵後に引き揚げて駆除する「人工産卵床」の作り方や設置方法、稚魚の捕獲方法も記載した。
 両沼では96年以降、バスの繁殖でゼニタナゴやモツゴが激減した。04年から駆除活動が本格的に始まり、一部の生息数が回復している。バスによる在来魚への影響が全国的に深刻化していることから、同事務所は「駆除のノウハウを全国に発信したい」としている。
 マニュアルはA4判、96ページ。DVDは約20分。問い合わせは同事務所野生生物課電話022・722・2876。

5月29日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年05月29日 12:15 in ブラックバス問題

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