琵琶湖の環境問題を学ぶ連続学習会「琵琶湖市民大学」が27日、京都市左京区の京都市勧業館「みやこめっせ」で始まり、本年度の1回目は水上バイクが環境に与える影響の調査報告などが行われた=写真。
学習会は、NPO法人(特定非営利活動法人)や研究者、学生らでつくる同大学(代表・讃岐田訓京都学園大教授)が2004年度から毎年開いている。
同大学は昨年、大津市柳が崎で水質調査を3回実施。排ガスの影響でベンゼンなどの濃度が高まることを確認した。
この日は約20人が参加。FLBびわ湖自然環境ネットワークの井上哲也事務局長が、調査を踏まえて「ガソリンの垂れ流し」と行政の姿勢を批判し、滋賀県の条例で従来型エンジンの使用が規制された後も、環境配慮型への転換が進まないため、従来型の即時使用禁止を訴えた。
本年度中にあと3回の学習会と1回の合宿を行う。問い合わせはNPO法人木野環境TEL075(751)0289。
(京都新聞)