2006年05月16日

コイヘルペス:松阪・カネボウ跡公園の池で確認/三重

 県水産室は15日、松阪市外五曲町のカネボウ跡公園(愛称・鈴の森公園)内の池でコイが死んでいるのが見つかり、検査の結果、コイヘルペスウイルス(KHV)が確認されたと発表した。コイヘルペスの確認は、今年になって初めて。同市などは死んだコイを焼却処分すると共に、池のコイの持ち出しと放流を禁止する看板を設置した。

 同室によると、5月9日に同公園を訪れた市民がマゴイ1匹とニシキゴイ4匹が死んでいるのを見つけ、同市を通じて県に届けた。うちマゴイとニシキゴイ各1匹を志摩市浜島町の県水産研究部で1次検査したところ陽性反応が出たため、南伊勢町の独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所で再検査し、15日にKHV病と診断された。
 同池では12日にもマゴイ1匹が死んでいるのが見つかったが、感染経路は不明。
 県内におけるKHV病は、03年11月に四日市市で初めて確認されて以来、今回で16例目。同室は「KHV病はコイ特有の病気で、他の魚や人間に感染することはないため、感染したコイを触ったり食べたりしても影響はない」と話している。【田中功一】
〔三重版〕

5月16日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年05月16日 13:07 in KHV関連

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