2006年05月10日

ワカサギ:未放流、釣り客に伝えず 県、西湖漁協を口頭注意/山梨

 富士河口湖町の西湖で04〜05年度、西湖漁協がワカサギの卵を入荷できず放流しなかったのに釣り人に周知していなかったことが分かり、県は「釣り客には状況を把握した上で楽しんでもらうべき」と口頭で注意した。

 県花き農水産課によると、同漁協は独自のホームページ(HP)がなく、訪れた釣り客に口頭や掲示でも伝えていなかった。同湖の今年のワカサギ釣りは3月1日から始まり10日まで行われる。三浦勇揮組合長は「伝えないのは落ち度があった。今後は逐一、組合員が経営する釣り宿のHPで伝える」と話した。
 同漁協は例年、諏訪湖漁協(長野県諏訪市)から約5000万粒のワカサギの卵を購入。同県によると、諏訪湖では04年ごろから採卵数が激減し、05年には例年の4分の1程度にまで減り、諏訪湖漁協は西湖漁協などへの出荷を停止した。西湖漁協によると04、05年度とも3月末になって入荷できないことが分かったが、放流する4月まで期間が迫っているなどの理由で他の入荷先を探せなかった。【藤野基文】

5月10日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年05月10日 12:43 in 内水面行政関連

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