【滋賀県】身近な生き物を紹介するギャラリー展「つかんだ・つんだ・いつもいた−あの生き物は、いま…?」が草津市下物町の琵琶湖博物館で開かれている。6月18日まで。
数十年前には琵琶湖や里山で見ることができた生き物の種類や数が変化していることを知ってもらうことが目的。植物や昆虫、魚類など約30種類をパネルや標本で解説している。魚類では、約100年前に県内で捕れたボテジャコの1種「イタセンパラ」の標本を展示。現在は絶滅したとされるイタセンパラが琵琶湖に生息していたことや、環境の変化などでボテジャコが減少していることを紹介している。また、鳥やカエルの鳴き声を聞く体験コーナーもあり、訪れた子どもたちが熱心に聞き比べていた。
併せて第17回水族企画展示「ボテジャコは、いま…?」も開かれており、16種約150匹のボテジャコの仲間を一堂に展示している。 (勝山友紀)
(中日新聞)