水質管理が難しく、イミテーションで代用されることが多い水族館のサンゴを本物に−。サンシャイン国際水族館(東京都)は、約30種類のサンゴと魚や貝などの海洋生物で浅い海の生態系を再現した大水槽を、27日から公開する。
水槽は間口約11メートル、奥行き約6メートル、深さ約1・7メートル。細菌による浄化システムを水槽内に再現することで、一定の水質を保つことに成功した。
悪天候などの影響がないため、自然界よりサンゴが早く成長することも判明。減少が目立つ沖縄のサンゴを再生しようと、沖縄から運んだ約20株のサンゴを水槽で育て、1年後に再び海に戻す計画だ。
(共同通信)