2006年04月19日

コイ:150匹死ぬ−−江南の青木川 /愛知

 18日朝、江南市布袋町と木賀町境を流れる青木川で、大量のコイが浮いているのが見つかった。江南署などで調査したところ、約1キロにわたり、コイ約150匹が死んだり、腹を見せ苦しんでいた。県の簡易水質検査では有害物質は発見されなかった。

 現場は、同市布袋町東の「新宮橋」付近。川幅約10メートルで、この朝の水深は深い所でも30センチほどと水量は少なかった。死んだコイは体長50センチ前後が多く、中には1メートル近い大型もいた。
 県尾張事務所は職員2人を現地へ派遣。水質調査を行うとともに、周辺の工場へ立ち入り調査を行ったが、排水などに異状はなかったという。また、コイヘルペスの症状は見られなかったといい、原因については水中酸素量の減少などが考えられるとしている。
 一方、前夜に川の水が白濁していたとの住民情報もあり、一時的に有害物質が流れた可能性もある。近くの男性(66)は「こんなことは初めて。毒物が流れたのではないか」と不安げ。散歩中の女性(70)は「春になるとコイがいっぱいそ上するのを楽しみにしている。原因をしっかり調査してほしい」と話していた。
【井上章】

(毎日新聞)

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Posted by DODGE at 2006年04月19日 11:02 in 魚&水棲生物

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