2006年04月05日

コイ14匹、ヘルペス感染 自然河川で県内初確認 東村・うるま市

 県農林水産部は4日、東村の有銘川とうるま市の天願川流域で死んでいたコイに、コイヘルペスウイルス病(KHV)感染が確認されたと発表した。県内のKHV感染は昨年5月、養殖業者のいけすで発見されたのに続いて2例目となる。自然の河川でKHV感染が確認されたのは県内で初めて。

 KHVに感染したコイは3月6日、地域住民が発見。北部、中部各福祉保健所が回収した。回収したコイは有銘川で10匹、天願川で4匹。感染経路は不明だという。
 県水産試験場の玉城英信主任研究員は「焼却や消毒などで処理できる養殖場での発生とは違い、自然の川で発病したKHVは完全な処理ができない上、別の川にすむコイへの感染の危険性がとても大きい。一刻も早い予防対処を行うべきだ」と警告した。
 KHVはコイだけに感染する病気で、人やほかの魚には感染せず、食べても人体に影響はない。
 県は5日午前に、東村とうるま市の担当者を招いたKHV防疫対策関係者会議を開く。国吉秀治農林水産部長は「死んだコイを見つけても移動させず、自治体や保健所に連絡してほしい」と地域住民に協力を呼び掛けた。
(琉球新報)

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Posted by jun at 2006年04月05日 12:21 in KHV関連

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