2006年04月10日

実体験で外来魚急増知って 大阪・淀川で釣り大会

 ブルーギルやブラックバスなどの外来魚が大阪・淀川で急増している実態を実体験してもらおうと、大阪市の市民グループ「琵琶湖を戻す会」が9日、同市旭区の河川敷で「外来魚駆除釣り大会」を開いた。

 同会は2000年の発足以来、琵琶湖の外来魚問題に取り組んできた。しかし魚種が豊富とされる淀川下流の入江でもタナゴやモロコなどの在来魚の姿が少なくなったことに危機感を覚え、淀川の生態系保護にも取り組むことにした。
 大阪府水生生物センターによると、淀川下流の入江での観察会で外来種は04年時点で既に約4割と確認されている。代表の高田昌彦さん(44)は「淀川で釣れるのは外来魚ばかり。この異常事態に気付いてほしい」。 大会には約100人が参加。2人の息子と参加した大阪市東住吉区の自営業三上祥弘さん(48)は「実際にブルーギルを釣るのは初めてだが、数の多さにびっくりした。昔ながらの生態系が崩れ由々しき事態」と話した。
(共同通信)

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Posted by jun at 2006年04月10日 11:19 in ブラックバス問題

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