青森市浅虫の県営浅虫水族館で、小魚が、トリノ五輪で脚光を浴びた「カーリング」を繰り広げ、見物客たちを楽しませている。
“選手”は「チーム青森」ならぬ「チーム浅虫」のヨメヒメジとコバンヒメジの4匹で、ストーンは2センチほどのアワビの稚貝。ヒメジには、ひげで海底の餌を探す習性があり、水槽(横90センチ、高さ45センチ、奥行き45センチ)の底に直径約30センチの赤いサークルを描くと、その動きはカーリングそのもの。
体長6〜9センチの選手たちが2本のひげで稚貝を押したり、水槽の底を掃くように動いたりするたびに、大きな歓声が上がっている。5月7日まで。
(読売新聞)