2006年03月24日

外来魚再放流、川と池にも拡大 滋賀県会、条例見直し案可決

 ブルーギルやブラックバスの再放流禁止水域を、琵琶湖だけでなく滋賀県内全域の川や池などに広げることを盛り込んだ県琵琶湖レジャー利用適正化条例の見直し案が、23日の県議会で全会一致で可決、成立した。

 主な内容は、外来魚の再放流禁止水域の拡大(7月1日施行)のほか、プレジャーボートの航行規制水域を水鳥の生息地などに広げる(同)▽水上バイクの騒音や湖岸の動植物への被害を防ぐため、地元住民らが自主的に行うパトロールなどを支援する(10月1日施行)▽プレジャーボートのエンジンを環境対策型に転換する期限を当初予定の2008年3月から3年間繰り延べる(同)−だ。
 エンジンの転換期限を繰り延べる理由について県は、環境対策型のボートが現時点で2割程度にとどまっていることを挙げ「期限を延長しないと大半のボートが条例違反となり、マリーナは管理できなくなる。その結果、放置されるボートが増え、琵琶湖の環境にマイナスになる」としている。一方、環境保護団体は「水質の悪化や騒音が放置される」「特例を認めると転換しなくていいという意識が広がる」と反発している。
(京都新聞)

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Posted by jun at 2006年03月24日 01:27 in 内水面行政関連

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