2006年03月21日

ワールドレコード更新か!? 25Lbがカリフォルニアで釣りあげられる

 Union-Tribuneのsignonsandiego.com、3月20日付けアウトドアニュース欄に「World-record bass - maybe - pulled from Lake Dixon(ワールドレコードバスが、レイク・ディクソンで水揚げされた……かも)」という記事が掲載され、現在世界中のバスアングラー間で話題となっている。

 マック・ウィークリーと彼の友人2人はこの日の早朝、カリフォルニア州レイク・ディクソンに釣行。白いジグ用い25Lb1ozのバスを釣りあげた、というニュースだ。これが本当なら、1932年にジョージア州モンゴメリー・レイクでジョージ・ペリーが釣りあげた22Lb4ozを大きく上回る新記録樹立となる。

 が、しかし、問題があった。同記事によれば、ウィークリーはレイク・ディクソンのマリーナにある計量器で検量したのではなく、彼が所有する手持ちのハカリで検量しただけだった。また、長さや胴回りなども計測すべきだが、彼はそれも行なわずレイクにリリースしてしまった。
 
 彼が正式な検量を行なわなかったのには理由があるようだ。カリフォルニア州のフレッシュウォーターのレギュレーションには、釣りをする場合、ルアーまたはエサの付いたハリは口にかかっていなければならない、と定められている。この日ウィークリーは白いジグを使用したまではよかったが、どうも背ビレの下にフックアップしてしまったらしい。これでは公式な検量を行なっても、正式記録として認められない。そこで彼は釣りあげた(引っかけた?)記念に写真を撮影。バスをレイクにリリースした。

 もうひとつ面白いエピソードが記事に記載されている。彼らが言うには、このバスはウィークリーとともに釣りをしていたジェド・ディッカーソンが2003年に釣りあげたバスそのものだというのだ。このバスには特長があり、右エラの下に黒い斑点がある。これは3年前にディッカーソンが釣りあげた際(21Lb11oz)にも語られた有名なブラックドットで、なんと、このバスは2001年に別のアングラーにも釣られており、そのときから語り継がれる斑点のあるバスだったのだ。signonsandiego.comにはバスの写真も掲載されているので、要チェック。たしかにエラの下に黒い斑点がある。

+signonsandiego.com
+「World-record bass - maybe - pulled from Lake Dixon」 at signonsandiego.com

Posted by DODGE at 2006年03月21日 20:01 in 海外フィッシング事情

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