2006年01月27日

県議会で厳しい意見が続出 琵琶湖レジャー条例改正案めぐり

 琵琶湖で利用されるプレジャーボートのエンジンを、環境対策型に転換する期限を3年間繰り延べるとの滋賀県の方針に対し、26日の県議会環境・農水常任委員会で、議員から「中途半端な対応だ」「転換はきちんと進むのか」などと厳しい意見が出た。

 冒頭、繰り延べを盛り込んだ県琵琶湖レジャー利用適正化条例の改正要綱案について、大学教授やマリーナ経営者ら参考人3人が意見を述べた。
 繰り延べについて、朝倉克己委員(県民ネットワーク)は「中途半端だ。そんな条例案なら提案しなくていい。(3年前に条例を)制定した以上、この間に徹底して転換を進めるすべきだった」と批判した。吉田清一委員長(自民党・湖翔クラブ)も「現在2割にとどまっている環境対策型エンジン搭載のプレジャーボートの割合は今後、3年間で上向くのか」とただした。
 これに対し、参考人の1人で県琵琶湖レジャー利用適正化審議会長の中川博次・立命館大教授は「転換には費用がかかり、これまでは県やマリーナ業者も啓発にとどまっていた。全国的には環境対策型エンジンが普及しており、関係者が協力して転換が進むと期待したい」と話した。
(京都新聞)

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Posted by DODGE at 2006年01月27日 09:15 in 自然環境関連

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