2005年09月30日

琵琶湖の釣り人、外来魚「再放流」38% 滋賀県が調査

 琵琶湖岸の釣り人の4割近くが、県琵琶湖レジャー利用適正化条例で定めたブルーギルやブラックバスなどの再放流禁止を実践していないことが、県がこの夏に実施したアンケートで分かった。一方、再放流禁止を知っている釣り人は9割以上に上り、県は「再放流禁止というルールは周知されてきたが、十分に実践に移せていない」としている。

 アンケートは、同条例が施行から3年目を迎え、見直しの参考資料とするため、8月14日に雄琴港(大津市)と長浜スロープ(長浜市)、守山湖岸(守山市)、大谷川河口(志賀町)の4カ所で、湖岸の釣り人68人を対象に実施した。
 釣った外来魚をどう扱っているか聞いたところ「再放流する」と答えた人が38%で最も多かった。続いて「回収ボックスに入れる」が30%、「放置する」14%、「持ち帰る」7%、外来魚と交換できる金券「ノーリリースありがとう券と交換する」3%だった。
 一方、県が7月に琵琶湖岸の釣り人54人を対象にした別のアンケートでは、再放流禁止について「知っている」と答えた人が94・4%に上っている。
 県琵琶湖レジャー対策室は「レジャー利用監視員による指導や釣り大会での訪問回収を地道に続け、琵琶湖の生態系保全の大切さを理解してもらうしかない」としている。(京都新聞)

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Posted by jun at 2005年09月30日 13:37 in 内水面行政関連

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