28日午前7時ごろ、京都府南山城村田山の名張川で、京都市伏見区淀下津町、飲食店経営角田修一さん(56)と久御山町大橋辺大橋辺、建築塗装業末田篤史さん(27)の乗ったボートが転覆した、と110番通報があった。角田さんは自力で岸にたどり着いたが、末田さんは7時間半後に近くの水深約6メートルの川底から遺体で見つかった。
木津署によると、2人は同日朝、釣りをするため奈良市側の橋付近からボートで下流に約400メートル進み、右旋回しようとして、バランスを崩したとみられる。
ボートは角田さんの所有で船外機付き。ともにライフジャケットを着用していなかったという。死因は水死とみられ、同署で原因を調べている。
現場は、高山ダムの上流5キロで、奈良市月ケ瀬との境。(京都新聞)