アユの解禁(6月1日)を前に、西讃の主要河川・財田川で17日、三豊淡水漁協(森勝組合長、120人)が琵琶湖産アユ約3万匹を上下流18カ所に放流した。
財田町の財田上正宗では、町立財田上小の全児童128人、財田上雉子尾では同町幼児教育センター・財田幼稚園の5歳児26人が「早く大きくなって」と声をかけながら放流を体験した。
アユは、例年より一回り大きい体長15〜20センチ。水量不足と台風による土砂の堆積などで、森組合長は「餌になるコケの生育が悪いのと、アユがブラックバスやアオサギなどに狙われるのが心配」と話している。入漁料は一般4000円、組合員1500円。【山中博文】5月18日朝刊